へちまの育て方

へちまは、比較的丈夫で成長力も旺盛なつる性の植物です。暑さや日差しに強く、
昔から東北地方では夏の日よけとして家庭の軒先で栽培されており、
節電対策に役立つ「緑のカーテン(グリーンカーテン)」にぴったりの植物です。
へちまは、大きな葉がたくさん茂る植物なので、日よけ・室温対策として効果的。
エアコンの効率を上げれば、それなりの節電が期待できます。
今年の暑さ対策に、へちまを育てて、エコ生活を実践してみませんか?

へちま日記

4月中旬〜5月上旬種まき

遅霜の心配がなくなるこの時期が種まきに最適。直まきやプランターの場合は、暖かい場所に10センチ間隔で1粒ずつ、ポットで育てる場合は1鉢に1粒ずつ、いずれも1cmくらいの深さでまき、肥料はやらずに水をたっぷりと与えましょう。

土は市販の野菜用配合土を利用すると手軽です。直植えの場合は定植の2週間ほど前に、苦土石灰などを土に混ぜ込んでおくのもおすすめです。

【準備するもの】
へちまの種
野菜用配合土
苗床用ポットまたはプランター(直まきの場合は不要)
つるを這わせる支柱やネット

5月中旬〜6月上旬定植

本葉が4〜5枚開いたら畑や庭へ定植します。株間は30cm以上の間隔をとって。プランターで育てる場合は、大きめでたっぷりとした深さのあるプランターを選びましょう。定植後10日ほど経ったら追肥も忘れずに。その後の施肥はお盆ごろまでに3回程度が目安です。

*定植の場所・・・へちまは水がたっぷりと必要ですが、湿度を嫌います。日当たりがよく風通しのいい場所で育てるのがベスト。棚を作る際は南向きか西向きで仕立てましょう。また、葉が込んできたら湿気がこもらないようこまめに剪定を。

5月下旬〜棚づくり

へちまのつるは3m以上伸びます。
本場が6〜7枚開いたら、つるを這わせる用意を。

*へちまで「緑のカーテン」を作る場合・・・株のそばに支柱を何本か立て、支柱と支柱の間につるもの用のネットを張ります。わき芽を伸ばすため、定植したらすぐにてっぺんを摘み取り(摘心)、子づるが増えたらさらに摘心をして孫づるを増やしていきます。つるをネットにからませながら、伸びる方向を調整しましょう。

*高く伸ばして「へちま棚」に仕立てる場合・・・親づるをはやく伸ばすために、わき芽を丁寧にかきとって親づるを棚上に届かせます。棚上に届いたら摘心をして子づるを3〜4本ほど伸ばし、つるを棚にからませながら固定します。
ベランダでネットや支柱を使って仕立てるときは、強風などにとばされないようにしっかり固定しましょう。

7月中旬〜結実

はやいものは7月に入るころに、花をつけます。
1株の中に雄花、雌花が混在し、受粉すると結実します。実を食用にする場合は7月から9月が旬。着果してから10日ほど経ったものを収穫しましょう。
へちまたわしを作るには、9月に入って完全に熟した実を使います。

9月上旬〜へちま水を取る

へちま水を取る場合は9月上旬〜中旬に。
昔から「中秋の名月」の日が適していると言い伝えられています。根元から50〜60cmくらいの高さで茎を斜めに切り、根に繋がっているほうの茎を、よく洗ったペットボトルか一升瓶に挿して、ゴミが入らないよう脱脂綿でボトルの口をふさぎ、ビニール袋で覆います。日中は気温が上がりすぎるので、作業はできれば夕方か夜に。
取れたへちま水は、翌朝には茎から外して涼しい場所に移しましょう。

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