SOFT CARE MAGAZINE
Vol. 54

芸術の秋にこそ知りたい!
日本の伝統芸能「能楽」の世界。

日本を代表する舞台芸術であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「能楽」。
「何となくは知ってるけど、具体的にどんなものなの?」
「一般の人でも気軽に観に行けるの?」
「厳かな雰囲気に感じるけど、マナーなどもあるのかな?」と色々な疑問がわいてきますよね。

まずはおさらい!能楽ってなぁに?

室町時代からおよそ600年以上、途絶えることなく演じられてきた「能」と「狂言」。どちらも同じ舞台で演じられ、このふたつを合わせた総称が「能楽」と呼ばれています。

能を例えるなら、ミュージカル

皆さんも一度は「能面」を見たことがあると思いますが、あの面をつけて演じる歌舞劇が「能」です。「謡(うたい)」という声楽と「囃子(はやし)」という楽器演奏に乗せて、舞踏的な動きで物語が進んでいきます。そのため、能はミュージカルやオペラに近い存在と言われることがよくあります。神や鬼、妖怪や幽霊など、現実の人ではない者が主役となることが多いのも特色です。

能を例えるなら、ミュージカル

狂言を例えるなら、コント

狂言は、中世の庶民の日常生活を明るく描いた、セリフが中心の喜劇です。現代でいうコントやコメディとも言われるため、会場で笑いが起きることも珍しくありません。

狂言を例えるなら、コント

あの名言も生んだ人物!
能楽を大成させたのはだぁれ?

能を現在へ繋がるような形へと大成させたのが、観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)という父子です。特に「世阿弥」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? 世阿弥は、天才能楽師・能作者としてその名を残しただけでなく、数々の名言も残しています。有名な「初心忘るべからず」という言葉を残したのも世阿弥です。

能楽は初めてでも気軽に見に行けるの?

実は能楽は想像以上に気軽に観に行けます。
「初めてだと観ても分からないかも…」なんて心配もいりません。
上演前に登場人物や舞台進行などを分かりやすく教えてくれる「解説付き」の公演や、親子で楽しめる公演、体験講座などがさまざまな能楽堂で開催されています。
さらに、鑑賞のポイントとして、「眠くなったら雰囲気を感じながら寝るのも一つの方法です。ただし、後半のクライマックスは必見!」といった一文を掲載している能楽堂も!*1

能楽は初めてでも気軽に見に行けるの?

優美な謡や囃子の響きは耳に心地よく、また、霊的存在が登場して過去を回想する物語も多くあります。*2

優美な謡や囃子の響き

そうした世界をまどろみの中で味わうのも、一つの方法なのかもしれませんね。

芸術の秋を楽しむためにも、ぜひ一度、能楽堂に足を運んでみてください!

スキンケアも初心忘るべからず!?

世阿弥の残した「初心忘るべからず」という名言。

世阿弥のいう「初心」は、初心者の頃の芸の“未熟さ”を指していたようですが、現代では“初めの頃の謙虚で真剣な気持ち”を忘れてはいけない、といった意味で使われていますよね。スキンケアにも通じるものがあるかもしれません。

そこで今月は、スキンケアの第1ステップである「クレンジングの基本」を見直してみるのはいかがでしょう♪

見直しPOINT

1

メイクを落とそうとつい力が入っていないか?

2

よくなじませず、すぐに洗い流していないか?

3

生え際やフェイスラインなどに洗い残しはないか?

など、ついパパッと済ませてしまいがちないつものルーティンを改めて見直してみましょう。

ソフトケアNのクレンジングジェルは、のびの良いジェル状のテクスチャーで、力を入れなくてもメイクとよくなじむのが特徴。直径2cm程度を手に取ったら顔全体に伸ばし、指が軽くなって汚れが浮き上がったら洗い流します。
「指が軽くなったら」というのがサインになってくれるので、洗い流すタイミングが分かりやすいのも嬉しいポイント♪

クレンジング

ぜひ季節を思い切り味わうためにも、「芸術の秋」、「美容の秋」を楽しんでみてくださいね。

クレンジングジェルの詳細はこちら

参考
*1 石川県立能楽堂
*2 能楽協会