皆さんは「民藝(民芸)」という言葉をご存知ですか?
「民芸品」という言葉なら知っているという人も多いかもしれませんね。
民藝(民芸)とは「民衆的工芸」の略語で、今から約100年前に思想家の柳宗悦らによって作り出された造語です。当時は華美な装飾を施した美術品や観賞用の作品に注目が集まっていましたが、名もなき職人が作る「日常の生活道具」の中には、実用性のある“用の美”という美術品に負けない健康的な美が宿っていると提唱。身近な日用品にスポットライトを当て、新たな美を見出したことはとても画期的で斬新なことでした。
民芸品には「実用性があること」「無名の職人による名をあげるための仕事ではないこと」「安価で手軽に購入できること」「伝統性があること」など、8つの条件が定義されていたようです。
では、民芸品にはどのようなものがあるのでしょうか。
3つの民芸品をピックアップしてみました。
いつかは欲しい女性の憧れ!「あけびかご」
青森の民芸品「あけびかご」は、あけびのつるを手で編んでつくられるバッグ。弾力あるあけびのつるのバックは、丈夫で耐久性抜群。なでてあげるほど手の脂でなめらかになり艶が増すと言われ、使い手と一緒に成長するのが魅力です。
機械仕事によるものの多くはおろしたてが最も状態が良いものですが、手仕事によるバッグは、使うほどに美しさを増し、手になじみやすくなっていきます。大切に使えばお子さん、お孫さんに受け継ぐことも!
冷えから守る!民藝の椅子敷「倉敷ノッティング」
座敷に座布団を敷くように、椅子に敷く椅子敷として岡山県倉敷市で誕生した「倉敷ノッティング」。結ぶという意味の「knot(ノット)」と、木綿糸を張り、木綿やウールの糸束を結びつけていく技法「ノッティング」からこの名がついたそう。戦前からあったものの、洋風の椅子が普及するにつれ、需要も増加。非常にかたく織られていて毛足も長いため、ひんやり冷たい椅子もあたたかに!寒い冬にぴったりの民芸品です。
年末の大掃除にも大活躍!
「棕櫚(しゅろ) ほうき」
和歌山県を中心に作られる「棕櫚(しゅろ) ほうき」は、棕櫚の幹の皮を穂先に使ってつくられるほうき。しなやかな弾力があり丈夫で、繊維自体に油分を含むことから水にも強いのが特徴。畳やフローリングに自然なツヤを出してくれるという魅力も!
掃除機のように音が出ませんし、夕方以降のちょっとしたお掃除や年末の大掃除などにも役立ちます♪
他にも鉄器やざる、織物など、さまざまな民芸品がありますが、どれも共通しているのが機械生産にはないあたたかみや味わい、使うほどに魅力を増す奥深さ。
機械生産による大量生産品が主流になっている今、暮らしにひとつ民芸品を取り入れて、何年、年十年と大切に育ててみるのも良いのではないでしょうか。
自然を守りながら、暮らしに活かすソフトケアN。
一方、ソフトケアNは、コープ初の自然派化粧品として「自然を守りながら、自然が持つ豊かな可能性を暮らしに活かす」をコンセプトに化粧品づくりを続けてきたスキンケアブランドです。日本古来の植物に美の可能性を見出し、5つの国産オーガニック植物のエキスを保湿成分として配合。自然由来成分の保湿力を化粧品として生かすと同時に、化粧品の消費を通じて日本の農業を応援しています。
そんなソフトケアNから今月おすすめしたいのが、肌荒れ・乾燥を防ぎ、かさつきがちな肌をみずみずしく整える保湿美容液「エッセンス」。5つの国産オーガニック植物のエキスを保湿成分として配合しているのはもちろん、ロングラスティング保湿できめ細やかな肌を守り抜く、冬の頼もしい味方です。かさつきやごわつきを感じる前に、ぜひスキンケアに取り入れてみてくださいね。
使うことで味わいを増す民藝のように、私たちの肌もきっと年を重ねるほどに美しさや魅力が増していくはずです。この先何十年と大切にしていくためにも、ぜひ今月も肌を丁寧に育てるようにスキンケアに取り組んでみてくださいね。