風薫る爽やかな季節となり、若葉があちこちで芽吹きはじめましたね。
若葉から青葉へ、そして濃い緑色へと変化していく様子は、自然の美しさをありありと感じさせてくれます。
日本人は古くからこうした「色」を繊細に感じ取り、暮らしや文化の中に取り入れてきました。若草色、藍色、もえぎ色、山吹色など、日本ならではの色の名前はたくさんありますよね。こうした日本独自の色は400種類以上にも上るとされ、「伝統色」として現代に受け継がれてきました。
豊かな自然と四季があるからこそ誕生した色の名前もたくさんあり、そう思うと、日本で暮らしている豊かさに改めて気づかされますね。
探すだけでも楽しい!
お気に入りの一色を見つけよう♪
伝統色を検索すると、見ているだけでもワクワクするような色にたくさん出会えます。
今回はその中から春にちなんだ色をいくつかPickup!
萌黄色(もえぎいろ)
伝統色では“黄緑色”を表す代表的な色。春に萌え出る木々の新芽の色を表現しており、「萌木」とも表記されることもあります。平安時代では、若さを象徴する色として若者の間で親しまれていたようです。
苗色(なえいろ)
少し黒みを帯びた明るい黄緑色のこと。稲の苗の色を表しています。「これも黄緑色!」と言ってしまえばそれまでですが、“苗色”と表現するだけで、田んぼで風に揺られる苗や美しい田園風景にまで想いが広がりますね。
山吹色(やまぶきいろ)
山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色のこと。江戸時代には、大判・小判の色も「山吹色」と呼んでいたようです。持ち物やインテリアに取り入れれば、金運がアップしそうな予感!?
藤色(ふじいろ)
藤の花に由来した淡い青みのある紫色のこと。平安時代から近代にかけて流行色として親しまれていたようです。品格も感じさせる色なので、ぜひファッションに取り入れてみたいですね。
長春色(ちょうしゅんいろ)
灰色がかった鈍い紅色のこと。この色が流行したのは大正時代。落ち着いた色合いが女性たちの心を掴んだようです。「派手な色は年齢的にちょっと……」という方でも、こういった色なら、気軽に取り入れられそうですね。
他にも日本の伝統色はさまざま!
ぜひ今月は、日本の伝統色に想いを馳せて、好きな色を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。ちなみに、あのスカイツリーにも日本の伝統色が活かされているそうですよ♪
藍染めの色の中でも最も薄く、白に近い「藍白(あいじろ)」をベースにした色が取り入れられています。首都圏にお住まいの方は、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。
街歩きやレジャーの際は日焼けに要注意!
過ごしやすい気候の5月は、お出かけにはぴったりの時期。
一方で、紫外線は春から急激に増加しているため、日焼け対策が欠かせません。
紫外線は、曇りや雨の日でも降り注ぎ、窓ガラスを透過して車内や室内にも入り込んでくるため、ぜひとも日焼け止めを味方につけたいですね。
ソフトケアNの「UVミルク」は、紫外線、乾燥など日中のダメージから肌を守る乳液タイプの化粧下地。紫外線UVA・UVBから肌を守ってくれるのはもちろん、ファンデーションのつきやのりも良くしてくれます。白浮きしにくく、透明感のある明るい肌に整えるので、美肌を守るためにもぜひ活用してみてください。
今月は紫外線対策を万全にしつつ、春の伝統色を探しに街歩きやレジャーを楽しめたらいいですね♪
参考
*1 東京スカイツリー