空気が澄み、思わず空を見上げたくなる瞬間が増える12月。
夜空に浮かぶ月と星が、冬の訪れをそっと告げているようですね。そんな自然のリズムに耳を澄ませてみると、現代のカレンダーとは少し異なる、もうひとつの時間の流れが見えてきます。それが「旧暦(太陽太陰暦)」です。
自然のリズムに寄り添う「旧暦」
私たちが普段使っているのは、地球が太陽のまわりを一周する周期をもとにした「太陽暦」。1年365日で、毎月1日が決まっている、現代生活に欠かせない暦です。
一方、昔の日本で使われていた「旧暦」は、月と太陽の両方を基準にした暦。
新月の日が「1日」、満月は「15日ごろ」と、月の形と日付が重なるのが特徴です。1か月は29日または30日で構成されます。
ただし月だけを基準にすると、1年=約354日となり、季節とだんだんずれてしまいます。そのズレを解消するために、「閏月(うるうづき)」を入れて調整し、さらに「二十四節気」や「雑節」などの季節の区分が目安として使われてきました。
季節のリズムを刻む「二十四節気」
二十四節気は、一年を太陽の動きに合わせて24に分け、季節の移り変わりをわかりやすくした仕組みです。「立春」「夏至」「立冬」「冬至」などは、現代の暮らしの中でも馴染み深い言葉ですよね。
たとえば「立春」は旧暦で正月節にあたり、一年の始まりとして重んじられていました。また、 昼の時間が最も短くなる「冬至」は、ゆず湯に入ったりかぼちゃを食べたりして無病息災を願う風習が、今も暮らしに残っています。

暮らしに根づく「雑節」
雑節は、日本で独自に生まれた季節のしるしで、二十四節気よりも生活に即した目安として使われてきました。
<雑節の例>

「節分」
邪気を払う行事の日

「八十八夜」
種まきのタイミング

「土用」
体調管理に注意する時期
こうした考えは、旧暦が使われなくなった現代でも息づいています。たとえば「節分」の豆まきや「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣も、その名残のひとつです。
暦を通して自然とつながる

現代の暮らしに太陽暦は欠かせません。
けれど、自然とともに歩んできた人々の知恵が息づく旧暦にふれることで、日々の時間に少し違った豊かさを感じられるかもしれません。
12月はカレンダーを新調するタイミング。来年は、月の満ち欠けや季節の移ろいを映す旧暦カレンダーを身近に置いてみるのもいいかもしれませんね。
ふと空を見上げたとき、自然とのつながりをそっと思い出させてくれるでしょう。
月のリズムも目安に!
見直したい肌のコンディション
肌のコンディションは定期的に観察することが大切ですが、忙しい日々の中では、つい手早くスキンケアを済ませてしまい、肌をゆっくり観察する時間が取れないこともあるかもしれません。
そんなときは、月の満ち欠けを目安にしてみるのもひとつの方法です。
新月や満月のタイミングを意識してケアを振り返るだけでも、肌の変化に気づきやすくなるでしょう。
旧暦では、「新月」が新しい月の始まりであり、真っ暗な夜空は「リセット」や「新しいスタートの合図」と考える人もいるようです。新月の日は、「肌も心もリセットする日」と捉えて、いつもより念入りにクレンジングや洗顔をしてみるのもいいかもしれません。
一方、満月は「充実」や「満ち足りたエネルギー」を連想させます。スキンケアのステップをより丁寧に行い、美容液やクリームでたっぷりうるおすスペシャルケアの日にしてみてもいいかもしれませんね。
ソフトケアNフェイスソープ
きめ細かな泡が汚れをやさしく包み込んで、きれいに落とす洗顔料。
素肌のうるおいを保ちながら、つっぱり感を抑えて、しっとり、やわらかに洗い上げるので、今の季節にも使いやすい使用感です。

ソフトケアNエッセンス
肌荒れ・乾燥を防ぎ、かさつきがちなお肌をみずみずしく整える保湿美容液。ロングラスティング保湿で、乾燥しがちな冬でもきめ細かな肌を守ります。

過酷な冬をいきいきとした肌で過ごすためにも、ぜひソフトケアNのアイテムを活用しながら、スキンケアを楽しんでみてくださいね。
