雨が多い梅雨は、どこか気持ちがパッとしない日もあるかもしれませんが、少し視点を変えてみると、雨音が心を落ち着かせてくれる素敵な季節でもあります。そんな季節におすすめしたいのが、近年人気が高まっている「ピラティス」です。
ピラティスとは、体の深い部分にあるインナーマッスルを強化し、体全体のバランスを整えるためのエクササイズです。ヨガや太極拳、ストレッチの要素を取り入れているのが特徴。リラックスにつながる深い胸式呼吸をべースに、背骨や骨盤、肩甲骨や股関節など、ひとつひとつの動きを意識しながら流れるように動いていきます。体の柔軟性の向上につながるのはもちろん、体幹に関わるインナーマッスルを鍛えることで正しい姿勢の保持にもつながることが期待されているようです。
ピラティスに似たエクササイズに「ヨガ」がありますが、ヨガはポーズをとってキープする「静」のエクササイズであるのに対し、ピラティスは、常に自分の体に意識を向けて動き続ける「動」のエクササイズです。そのため、巷では「動く瞑想」と呼ばれることもあるんだとか! 体だけでなく心も整えていくのがピラティスの魅力と言えるでしょう。
雨音を背景に、深い呼吸を繰り返しながら
体の隅々まで意識を向けて。
外出がしにくい季節だからこそ、自宅でできるピラティスは梅雨時期にぴったり!激しい動きがほぼないため、自宅でも無理なく取り組めます。
例えば、ピラティスには次のような動きがあります。
ロールアップダウン

両脚を肩幅に開いて立ちます。

息を吸って吐きながら、ゆっくりと背中を丸めていきます。背骨の1つ1つが動いていく意識を持ちながら、指先を床に近づけていきましょう。

指先が床についたら、息を吸って吐きながら、今度は背骨を積みあげていくイメージを持ちながら(1)の状態に戻ります。
◎まずは5回程度行ってみましょう
トゥータッチ

仰向けに寝転び、股関節と膝を90度に曲げます。

息を吸って吐きながら、右足のつま先をゆっくりと床につけ、戻します。左脚も同様に行います。リズミカルにすばやく行うのではなく、呼吸に合わせてゆっくり行うのがポイントです。
◎左右を1セットとし、まずは5回程度行ってみましょう
また、ピラティスにはこれらを正しく行うための「基本姿勢」と呼ばれるポーズがあるため、取り組む場合はピラティスの動きが解説されているWEBサイトなどを見ながら行うと良いでしょう。ぜひ雨音も聞きながら、深い呼吸を繰り返し、身体の隅々まで意識を向けてみてくださいね。
日本人が表現する
美しい雨の言葉たち
日本は世界的に見ても雨の多い国であり、雨の様子を表現する言葉がたくさんあることをご存知ですか? 「雨」といっても、次のようにいろいろな表現の仕方があるんです!

糸雨(しう)
糸のように細かい雨

好雨(こうう)
待ち望んでいるときに、ちょうど降る雨

涙雨(なみだあめ)
悲しみの涙が化して降ったと思われるような雨

涼雨(りょうう)
夏などに涼しく感ずる雨

慈雨(じう)
万物を潤し育てる雨
などなど。他にも雨を表現する情緒豊かな言葉はたくさんあります。稲作・畑作文化が根付く日本だからこそ、昔から雨の様子を観察し、多彩な言葉で表現してきたのかもしれませんね。
「今日の雨は、どんな言葉で表現できるのだろうか」
そんなことに想いを馳せながら過ごすのもいいですね。
この時期はさらっとした使用感の
乳液が心強い味方に!
湿度も気温も高くなってくるこの時期は、皮脂分泌が盛んになって肌がベタつきがち。 肌が十分に潤っていると勘違いしがちですが、皮脂で潤ってみえるのは肌表面だけで、肌内部は乾燥していることも。特に除湿器や冷房などを使っている場合は注意が必要です。
油断しがちな梅雨時期こそ、化粧水でたっぷり水分を与えた後に乳液でうるおいにフタをする基本のスキンケアを徹底しましょう。ソフトケアNのミルクローションなら、さらっとした使用感でベタつかず、すーっと肌になじむ乳液なので、ジメジメした梅雨時期にもぴったり。素肌にうるおいを届けて、しっとりとキメ細やかな肌をキープしてくれますよ♪

ぜひこの時期は、雨音を背景に心も体も肌も大切にしていけたらいいですね。