SOFT CARE MAGAZINE
Vol. 79

見方次第で楽しさ倍増!
秋風に誘われて日本庭園へ出かけよう

秋の気配が深まる10月。暑さが和らぎ、空気が澄みわたるこの時期は、自然の中でゆるやかな時間を楽しむには絶好の季節です。自然の美しさに触れ、芸術を味わいたい—そんな時こそ「日本庭園」を訪れてみませんか?

知っていると見え方が変わる!
日本庭園を楽しむための3つのキーワード

日本庭園は、一見ただの美しい風景に見えますが、「縮景」「見立て」「借景」という3つの技法を知っていると、その奥深さがぐっと増します。

小さな自然を閉じ込める!「縮景」(しゅくけい)

庭の石や池、木々を使って、広い自然の風景をミニチュアのように縮めて表現する技法です。実は、山や川、湖などの大きな景色が、小さな庭の中に巧みに再現されているんです!

縮景

想像力で広がる風景「見立て」

庭の石や砂、植物を使い、白い砂を海に、石を島や山などに見立てる技法です。例えば日本庭園でよく見る砂の波紋も、海や川の流れを表現しています。この「見立て」を知っていると、庭の風景がさらに味わい深くなり、想像の世界がぐっと広がります。

見立て

庭の外も庭の一部に!「借景」(しゃっけい)

庭の外に広がる山や森、建物などの景色を“借りて”、庭の一部として取り込む技法です。庭の空間が一気に広がり、奥行きや季節感を感じさせてくれます。

借景

この3つのキーワードを意識して日本庭園を訪れると、庭師の哲学を感じながら、いつもとは違った奥深い景色が楽しめるはずです。

ここにも注目!
日本の美意識が宿る“苔”の魅力

日本庭園において、苔は日本の侘び寂びを表現する重要な要素です。
苔は海外にも自生していますが、それを「美」の対象として親しむ文化は、日本独自のものと言えるでしょう。

苔が石や木の根元に静かに広がる様子には、華やかさとは対極にある美しさ、つまり「侘び寂び」の精神が息づいています。近年では、その静かな魅力が見直され、苔は庭園だけでなく苔玉や苔テラリウムといった形でも幅広く親しまれていますよね♪

苔

足元に広がるこの静かな世界に目を向けることで、日本庭園の奥ゆかしい美しさを、より深く感じられるでしょう。

秋の静けさに包まれて、
「一期一会」を感じるひとときを。

秋の日本庭園は、涼やかな風に揺れる色づいた葉が美しい景色を作り出します。日常の喧騒を離れ、静かな時間や凛とした空気に身をゆだねると、心の波も穏やかになっていくのではないでしょうか。この静寂こそ、日本庭園が持つ魅力のひとつです。

そして、「一期一会」という言葉が示すように、庭の景色はその瞬間だけのもの。秋の柔らかな光や風、色づく木々の移ろいによって、庭園は訪れるたびに違う表情を見せてくれます。同じ景色には二度と出会えないからこそ、「今この瞬間」をより大切に感じながら、庭園歩きを楽しみたいですね。その瞬間の景色や空気を感じながら心を整えることで、精神的なウェルネスを深めることもできるでしょう。

ぜひこの秋は、日本の美意識が細部にまでつまった日本庭園を訪れてみてください。

秋の乾燥対策は「エッセンス」を取り入れて。

秋の訪れとともに、肌も季節の変化に敏感になります。

気温や湿度が下がり始めるこの時期は、特に乾燥対策をしっかりと行うことが大切です。夏はさっぱりとしたスキンケアだった方も、今の時期からは保湿重視のスキンケアに切り替えましょう!

そこで味方につけたいのが、ソフトケアNの「エッセンス」。ロングラスティング保湿できめ細やかな肌を守り抜く美容液で、かさつきがちな肌をみずみずしく整えてくれますよ♪乾燥が気になるパーツには、ぜひエッセンスの重ねづけを!

組合員モニターさんからも「伸びも良くしっかりうるおいでカバーされている感じ」「肌の吸いつきがよく、びっくり。これからも使ってみたい」といった好評の声が届いています。

ぜひこの秋も、うるおいをまとって、楽しい行楽をお楽しみくださいね。

エッセンスの詳細はこちら

参考
外務省 庭園 独自の融合による美の創造