2月の寒さはまだ厳しく、外の景色もどこか寂しげ。冬は日照時間が短いため、心身のリズムが乱れやすく、いわゆる「冬季うつ」という言葉も耳にします。だからこそ、この季節は部屋の灯りを味方につけて、心がほっと温まる空間を演出してみませんか♪
光は控えめ、ぬくもりはたっぷり。
北欧に学ぶ「間接照明」の使い方

日本の家庭では、部屋の中央にひとつ大きな灯りを置いて空間全体を明るくする「直接照明」が一般的です。家事や作業には便利ですが、夜になると外の暗さとのコントラストが強く、どこか冷たい印象になってしまうことも。
そこで参考になるのが、冬が長い北欧の照明です。北欧では「間接照明」を多く取り入れ、視界に直接光源を入れないようにするのが基本。ポイントは、部屋全体ではなく、“壁”や“天井”に光を当てること。柔らかく反射した光が穏やかに重なることで、包み込まれるようなぬくもりが生まれます。
北欧の人々が大切にしているのは、あえて「明るくしすぎない・照らしすぎない」控えめな灯りの組み合わせ。つまり、光の“量”ではなく“質”を重視しているのです。そして、その質を決める大きな要素のひとつが「色温度」という考え方。
灯りの“色温度”を知れば、
冬の夜はもっと心地良くなる
ぬくもりある空間を作るために知っておきたいのが、光の色温度です。光には、光の温度を決める「ケルビン(K)」という指標があります。数値が低いほどオレンジがかった光になり、数値が高いほど青白い光になります。
家庭の照明でよく見る3つの色
電球色
オレンジがかった“あたたかい光”。リラックス・くつろぎ向き。
(市販の電球の数値目安:2700~3000K)

昼白色
自然光に近い、バランスの取れた“ニュートラルな白さ”。リビング・ダイニングなど日常使い向き。
(市販の電球の数値目安:5000K前後)

昼光色
白く青みのある“シャキッと明るい光”。読書・作業向き。
(市販の電球の数値目安:6200K~)

ぬくもりあるリラックス空間を作りたいなら、ケルビン数値の低い“あたたかい光”がおすすめ。実際に、夜のリビングを想定した研究では、青白い光(昼光色)は電球色や昼白色に比べて、交感神経が優位になりやすい=体が緊張しやすいこともわかっています。
家庭で試せる間接照明を使った
灯りのアイデア
特別な照明を買わなくても、灯りの“向き”や“置き場所”を工夫するだけでも、北欧のような柔らかな雰囲気は演出できます。
光を壁や部屋の角に向ける

テーブルライトを壁に向けて置いたり、部屋の角に低い灯りを置いたりすると、反射した光がふんわり広がり、自然な陰影が生まれます。光源を直接見せないだけで、ぬくもりある柔らかい明るさに。
和紙を使って光を柔らかくする

実は、光を柔らかく扱う工夫は、日本の暮らしにも昔からありました。行燈(あんどん)や障子のように光を一度やさしく通す発想は、今の間接照明にも通じるものがあります。障子があるおうちでは、スタンドライトを障子に向けるだけでも、壁全体にほのかな明るさが広がり、落ち着いた雰囲気に。また、薄い和紙を筒状にして、その中心に電球色の小さなLEDライトを置くだけで簡単に“光を拡散するシェード”になります。折り目をつけたり、模様入りの和紙を使ったりすると、光の表情がさらに豊かになります。
※必ず発熱しないLEDライトを使ってくださいね
家具や小物を活用する

ソファや観葉植物などの後ろに電球色の灯りを置くことでも、部屋全体に自然なメリハリが生まれます。特に観葉植物の後ろから光を当てると、葉の影が壁に映り、幻想的な雰囲気に。小さな灯りを上手に置くだけで、冬の夜でも温かみのある空間が作れます。
冬の長い夜も、灯りの工夫ひとつでお部屋にぬくもりが生まれます。
ぜひ光の向きや温度の知恵を上手に取り入れ、寒さ厳しい冬を乗り越えていきたいですね。
乾燥も厳しい冬の夜。
クリームでほっとひと息、うるおいケア
光で心地良い空間を整えたら、肌のケアも忘れずに。
冬の夜は乾燥も厳しく、暖房や冷たい空気で肌がカサつきやすい季節です。
そこで今月味方につけたいのが、ソフトケアNの「エンリッチドクリーム」。
カサつきやすい冬の肌をうるおいで守ってくれる保湿クリームで、なめらかな感触で、すーっと肌になじむ使い心地。手のひらのぬくもりを肌に伝えるように、やさしくなじませるのがポイントです。

光の柔らかさとクリームのうるおいで、冬の夜をより心地良く。
灯りと保湿で整える、自分だけのリラックスタイムを楽しんでみてくださいね。
